日々精進

伊波杏樹さん

【USMシーズン12使用構築】楽しくなっちゃいそうなアイディアがあるからさ【最高最終2150/最終6位】

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TN CYaRon!で潜っていました。

 

 

【コンセプト】

・サイクルを回し対戦相手から見えづらい崩し、詰めで勝つ

・終盤環境を意識してメタを張るの2点

 

 

【構築経緯】

シーズン序盤に使用していたメガボーマンダ+ナットレイ+ヒードランの使用感がよかったためこれらを軸として組み始めました。

ミミガッサやリザテテフ等メジャーな並びに対して広く優位に戦うことができるマンダナットドランの並びですが、環境に最も多く存在すると感じたアームハンマー持ちのメガメタグロス剣舞メガリザードンXに容易に崩されてしまうため、これらへ対応できる駒は必須であると考え比較的安定した受けと削りを行うことができるゴツメカバルドンを採用しました。

ここまでの並びでは一般枠トップであるゲッコウガに大きく隙を見せてしまうため、ゲッコウガに対するクッションの役割と処理を主に意識し、拘りスカーフ持ちのカプ・レヒレを採用しました。

最後の枠には化けの皮+Z技+先制技による高い対面性能を持ち、ストッパー、崩し、害悪系統への対応等を幅広く任せられるミミッキュを採用して構築が完成しました。

並びとしてはよくありがちなものですが、それぞれの型をたくさん工夫しました。

 

 

【使用個体】

 

カバルドン@ゴツゴツメット 砂起こし 

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腕白 215(252)-132-187(252)-×-92-68(4)

地震 氷の牙 毒々 怠ける

 

多くの物理アタッカーに対しての受けと削りが可能で、見かけ上ボルトチェンジの一貫を切ることもできる地面枠です。

環境に多かったリザグロスを主に意識して採用したポケモンですが、その他にも環境に一定数存在したメガミミロップメガクチートグロウパンチ持ちのメガガルーラ等、軸であるマンダナットドランでは対応しづらいポケモンに対して勝つことができるようになったため、想定以上に綺麗にハマった枠となりました。

技構成は高火力一致打点としての地震、挑発持ちボルトロスへの削りが行えたりメガボーマンダへの打点となる氷の牙、物理受けを成立させるための怠けるを確定とし、一般的に欠伸が採用される枠には毒々を採用しました。

カバルドンの欠伸が最も欲しくなる場面は主に剣舞ミミッキュに対してですが、終盤環境に置いてミミッキュは挑発剣舞型が非常に多く、カバルドンによるミミッキュに対しての受けと流しは行えないと判断しました。そこで高耐久ポケモンや後投げされる特殊ポケモンに対して刺すことができ、相手から見えづらい処理ルートを作ることができる毒々を選択。

カバルドンの毒々は基本的に考慮されず透かされることが非常に少ないため、容易にこちらの処理ルートを通すことができるようになりました。

 

 

ボーマンダ@メガ 威嚇→スカイスキン 

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陽気 181(84)-189(188)-151(4)-×-112(12)-184(220) ※メガ進化後

八つ当たり 毒々 身代わり 羽休め

 

調整

H 4n+1

A 八つ当たりでH131-B100ミミッキュ最低乱数切り一発

BD メガ進化前DL調整

S メガ後最速ジャローダ抜き抜き抜き

  メガ前最速カプ・テテフ抜き

 

ナットドランの苦手な地面、炎、格闘タイプの多くに強く出られるメガ枠です。

メガルカリオカミツルギを主に意識して性格は陽気、最速ジャローダ抜き近辺のポケモンを軒並み抜くことができ、メガ前特性発動順でカプ・テテフのスカーフ判定ができるラインまでSラインを上げました。

技構成についてですが、現環境で龍舞メガボーマンダを通すためにはかなりのプレイングスキルが必要であると感じ、とりあえず採用できるポケモンではないと考えました。

物理龍舞型の他に特殊型や両刀等様々な型が存在するメガボーマンダですが、今回は毒々+羽休め型で採用しました。

毒羽マンダの採用に至った経緯ですが、受け回し構築と対戦する際、メガボーマンダ受けに対するこちらの崩しに対して当然相手もそれらに強い駒を投げることで受け回して対応してくるため、まとめて崩すためには何かしらの工夫が必要でした。

そこで前述のカバルドンメガボーマンダで相手の考慮しづらいところから毒を刺し、身代わり+羽休めと裏とのサイクルを組み合わせることで最終的にボーマンダを通すことを目指しました。

この動きが特に有効だったのがヤドラン、ポリゴン2、サンダー等の毒が有効なポケモンメガボーマンダを見ている受け回し構築で、裏に選出されているポケモングライオンやメガフシギバナモロバレル等身代わりボーマンダに為す術のないポケモンであることが多いため、ボーマンダボーマンダ受けに毒を入れることで容易に崩すことができます。

この構築を使用して4、5回ほどこの系統の構築とマッチングしましたが、いずれもイージーウィンをすることができました。

受け回しのマンダ受け以外にもカビゴンやビルドアップ持ちの木のみランドロスに対しても毒は有効に刺さり、相手の詰め筋を潰すことのできる優秀な技でした。

鋼タイプには滅法不利なためエアームド入り受けループやテッカグヤ絡みのサイクルに対しては後手に回りますが、後述するヒードランカプ・レヒレとセットで選出して崩しを狙うことが多かったです。

 

 

ナットレイ@バンジのみ 鉄の棘

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呑気 180(244)-114-190(172)-×-148(92)-22

ジャイロボール タネマシンガン 宿り木の種 呪い

 

調整

H 4n

B できるだけ高く

D 眼鏡テテフのPF下サイコキネシス2耐え

S 最遅

 

ミミガッサにたいして非常に強く出ることができ、カプ系統を始めとした多くのフェアリーやメガギャラドス、激流ゲッコウガ等の水タイプに強い鋼枠です。

優秀な耐性と宿り木の種により優位なサイクルを回すことができ、呪いによる物理を起点にした詰めを行うことも可能な万能ポケモン

特に、現環境に置いてミミガッサへの回答は必須であると感じていたため、胞子の一貫を切りながらこれらに強く出られるナットレイは非常に重宝しました。

本来メガメタグロスに有利と思われるポケモンではありますが、環境に存在するメガメタグロスはほとんどがアームハンマー持ちであると判断し、一貫してナットレイではなくカバルドン+後述のミミッキュで見ることを意識しました。場合によっては宿り木+呪いで削り切れることもありますが、ナットレイメガメタグロスを倒すために選出することはなかったためあくまで最後の手段です。実際にナットレイメガメタグロスを相手取る場面は一度もありませんでした。

至る所から役割破壊技が飛んでくることもありますが、相手の崩しへの対応、弱点を補完できるサイクルを作ることで他には変えられない強さを持っているポケモンだったと思います。

 

 

ヒードラン@食べ残し 貰い火

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穏やか 193(212)-85-126-150-173(252)-103(44)

噴煙 ステルスロック 吠える 身代わり

 

相手の鋼タイプと炎タイプに滅法強く、アーゴヨンへのクッションや対ゲンガーもある程度担ってもらいました。

有利対面でステルスロックを撒き、テッカグヤナットレイ等を起点に身代わり+吠えるで削りと流しを行います。

メガボーマンダに積み技がなく、拘りスカーフをストッパー性能が低いカプ・レヒレに持たせているので、相手の積みの起点を回避することのできる吠えるはとても有用でした。

流用個体なので攻撃技には噴煙を採用していますが、ボーマンダカバルドンで毒を入れたい相手を焼いてしまう確率が低くなり、火力の上がる火炎放射を採用するのが正解だったと思います。

最終日には一度も当たりませんでしたが、このヒードランと後述のミミッキュオニゴーリ対策でした。

 

 

カプ・レヒレ@拘りスカーフ ミストメイカー 

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控えめ 145-×-135-161(252)-151(4)-137(252)

ムーンフォース 波乗り 冷凍ビーム トリック

 

主に対ゲッコウガジャラランガ、拘りトリックによる崩しを意識して採用しました。

ステロ+冷凍ビームでアーゴヨンが低乱数、最速135族と同速とスカーフ持ちとしては火力も素早さも物足りませんが、サイクル下で削りを行うことでゲンガーやカプ・コケコ等に対しレヒレの一貫を作る、拘りトリックで受けポケモンを機能停止させるといった相手から見えづらい勝ち筋を作ることができます。

襷でないゲッコウガを無償で倒すことができたり裏のサイクルを崩すため悪巧みを選択するアーゴヨンボルトロスを対面で上から2回殴って倒したりと、ケアした動きをされることがまずなかったため非常に刺さりは良かったです。

難点を挙げるとすれば、特性発動順や砂ダメージを受ける順番等でこちらが動く前に相手にスカーフ持ちを特定されてしまう場面が多々あったことです。

 

 

ミミッキュ@ゴーストZ 化けの皮

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陽気 131(4)-142(252)-100-×-125-162(252)

シャドークロー 影撃ち 身代わり 呪い

 

H171-B170メガメタグロスへのシャドークローZ+影撃ちが134〜158+38〜48(最低合計ダメージ172)

 

最後の枠として採用した身代わり+呪い型の最速ゴーストZミミッキュです。

最速ゴーストZ+影撃ちの利点として、環境の殆どを占めていると感じた耐久振り意地っ張りメガメタグロスを対面から怯みの心配なく突破することができる点があります。(準速メガメタグロスとは同速になってしまいます)

基本的にメガメタグロスミミッキュの対面はメガメタグロス側が有利であり、相手側が引いてくることはないので上からゴーストZを通して大きく削ることができます。一撃で落とすことはできませんが、意地バレットによる処理を許さず影撃ちでしっかり倒すことが可能です。

メガメタグロスの対策がゴツメカバルドンだけでは一度や二度の怯みで負けが決まってしまい分の悪い勝負となるので、相手が想定しづらいかつ上から叩ける処理ルートを用意することにしました。強引な手段ですが、グロスナット対面でアームハンマー一点読みのミミッキュ引きからゴーストZで処理といったこともできます。

オニゴーリやバトン構築に対しての耐性も付けたかったので剣舞ではなく呪い+身代わりを採用。殴り合いでは不利なメガクチート等に対する有効な削り手段にもなります。

じゃれつくや痛み分けが欲しい場面もありましたが、対面性能と崩し性能、害悪耐性を広く持つことのできるこの構成で使い続けました。

 

 

 

【結果】

TN CYaRon!

最高最終レート:2150

最終順位:6位

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【後書きとか】

今期終盤はシャンデラを軸とした構築でレート2000まで上げることができましたが、その構築でそこからレートを伸ばすことは困難だと感じ最終日3日前に新しく構築を考えました。

机上で構築を完成させ試運転も0でレート2000から戦うことになりましたが、そこから無敗で2100到達、その後大きく溶かすこともなく50戦以上戦ってここまでレートを伸ばすことができたのでコンセプト通り環境への刺さりは良かったのかなと思います。

反省点があるとすれば、環境トップで絶対に勝てないといけない並びだとわかっていたヒトムグロスに対して選出択や型の一点読みを避けられなかった点です。

今期はS9以来のレート2150超え、自身初の最終1ページ目と本当に満足のいく結果でした。最終日は2200まで止めずに潜り続けるつもりで臨みましたが、時間ギリギリまで戦った結果なんとか2150に届くことができたのでよかったです。

最終日に高いレートで戦うのは本当に楽しいので常に高順位を争えるようにまた頑張りたいと思います。

ここまでご覧頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TNはラブライブ!サンシャイン!!に置けるユニットであるCYaRon!から。メンバー3人のイニシャル(Chika You Ruby)部分が大文字になっています。

構築名はCYaRon!の楽曲「元気全開DAY!DAY!DAY!」の歌詞から取りました。最終日3日前に面白そうなアイディアが閃いてそれを元に構築を完成させたことから。