【SWSHs13使用構築】無敵級*バンドリサンダー【最高2141 最終2076/最終46位】
使用TN:あんじゅ Kasumi
成績:最高2141最終2076-46位 最高2022最終1900前後
【構築経緯】
ダイジェットの圧力により地面枠を誘い辛いサンダーのボルトチェンジが強いと思い、安定して初手から展開できる「こだわりスカーフサンダー」から組み始めました。
ボルトチェンジからの引き先として、サンダーを受けにくるポケモンに強く相手の裏へも大きな圧力をかけていける「命の珠ドリュウズ」、相手のサンダーへの安定した引き先となりステルスロックと砂を撒いて展開していける「食べ残しバンギラス」をそれぞれ採用しました。
サンダーが通らないドサイドン入りや苦しいラグラージ展開に強く出していけるポケモンが欲しかったので、相手の考慮外から奇襲をかけられるかつ初手に投げられるポケモンとして「こだわりハチマキフェローチェ」を採用しました。
ここまででウオノラゴンが全く受かっておらず、かつウーラオス+ミミッキュのような対面の並びに押し負けることが多く、自然に対策できないか考えたところ「イバンのみ水ウーラオス」を思いついたのでそのまま採用。
最後に、選出がしっくり来ない時にストッパーとして幅広く選出できる「アッキのみミミッキュ」を採用し構築が完成しました。
【使用個体】※並び順
バンギラス@食べ残し
性格:生意気
特性:砂おこし
実数値:207(252)-154-130-119(28)-163(228)-72
技構成:岩石封じ 馬鹿力 冷凍ビーム ステルスロック
C-165-100霊獣ランドロスを冷凍ビームで93.7%で一発
主に相手のサンダーやカイリューに対するクッションです。
役割対象への繰り出しからステルスロックと砂を撒き、こちらの攻め駒を通すサポートをします。
長期のサイクルをすることはないため、サンダーのボルトチェンジからエースバーンやウーラオスに後投げし、そのまま切ることでドリュウズとサンダーに全てを託すような動きもそこそこ多用しました。その際暗黒強打や火炎ボールが飛んできてバンギラスが生存しつつ突破してしまうこともそこそこありました。
はじめは冷凍ビームの枠を龍の舞で使っておりこのポケモンにも勝ち筋としての性能を持たせていましたが、あまりにもランドロス入りやガブリアス入りに勝てなかったためせめてもの対抗策として冷凍ビームに変更しました。
ドリュウズ@命の珠
性格:意地っ張り
特性:砂かき
実数値:185-205(252)-81(4)-x-85-140(252)
最もダイマックス率の高いエースです。
砂かきドリュウズの通りが非常によく、有利対面ダイロックやバンギラスで砂を撒いて展開することで試合を決めることが多々あり、最も太い勝ち筋として機能しました。
多かった受け回しにもステルスロックを撒いてこのポケモンを通しに行くことでほぼ負けませんでした。
砂がないと全く機能しないため、選出と動かし方には注意が必要でした。
サンダー@こだわりスカーフ
性格:臆病
特性:静電気
実数値:165-x-106(4)-177(252)-110-167(252)
技構成:ボルトチェンジ 暴風 熱風 10万ボルト
構築の軸です。基本的にこのポケモンを初手に置きゲームを組み立てます。
スカーフウオノラゴンやエースバーンの上から動くことで有利展開を作りにいくことができ、体力を温存しながら後発ダイマックスで詰めていく動きも多用しました。
前述の通り地面枠でサンダーを対策することが難しいため、ボルトチェンジの通りが非常によかったです。
サンダーにカバルドンやランドロスを後投げされた対戦はだいたい負けました。
性格は最速ランドロスやウーラオス、S+2テッカグヤ等を抜くために最速一択。
ミミッキュ@アッキのみ
性格:意地っ張り
特性:化けの皮
実数値:159(228)-143(156)-103(20)-x-126(4)-129(100)
技構成:じゃれつく ゴーストダイブ 影打ち 剣の舞
H-16n-1
A-11n
S-準速75属抜き抜き
ストッパー。なんとなくミミッキュを選出してしまうのが嫌いなので採用を避けていたポケモンでしたが、最後の1枠としてこのポケモン以上に欲しい要素を満たせるポケモンが見つからなかったため採用に至りました。ミミッキュ以前は奇跡の種ゴリランダーやチョッキメタグロスを使っていました。
カイリュー入りやバンギラスを出せないサンダー入り等に対し選出がまとまりやすくなったため、このポケモンで正解だったと思います。
ミラーやS実数値128のポケモン(準速チラゴンノラゴン抜きかつS+1でアーゴヨンを抜けるライン)が多いと思いここまでSを伸ばしました。
ウーラオス@イバンのみ ※連撃の型
性格:意地っ張り
特性:ふかしのこぶし
実数値:175-189(172)-139(148)-x-80-141(188)
B-142ウオノラゴンの先制エラがみ確定2耐え
184珠エースバーンのダイアタック(ギガインパクト)確定耐え
142珠ミミッキュのじゃれつくステロ込み確定耐え
S-準速ドリュウズ抜き
自慢のポケモン。様々な特定の動きを想定して考案・調整しました。
スカーフウオノラゴンに後投げから勝てたり、ステロ+カミツルギや剣舞ランドロスのストッパーになれたりと面白い動きがたくさんできます。
特に多用した動きが、初手の悪ウーラオスに対してサンダーのボルトチェンジからこちらの水ウーラオスに繋ぎ、イバン圏内に入りつつ突破することで相手の2手目にイバン水流連打orインファイトを叩き込む動きです。
また、相手のエースバーンに対してサンダーのボルトチェンジからウーラオスに繋ぐことで、サンダー対面ダイジェット以外の全ての選択に強く動けます。特に珠ダイアタックを選択された場合はそのままイバンインファイトでダイマックスエースバーンを落とし切ることができます。エースバーンの処理はこのウーラオスにかなり依存していました。
堪えるを見せることでどこまでイバンを警戒されるか読み辛い点、カイリュー、カプ・レヒレ、サンダー等に無抵抗な点が難しかったです。
フェローチェ@こだわりハチマキ
性格:意地っ張り
特性:ビーストブースト
実数値:153(52)-207(252)-58(4)-x-59(12)-195(188)
HB-194ゴリランダーのGFハチマキグラススライダー確定耐え
S-準速ドラパルト抜き
サンダーの通りが悪い時に初手に投げるポケモンです。
瞬間火力が凄まじく、なおかつビーストブーストからのダイマックス等の動きもできるため、初手のこのポケモンで殴っているだけで試合が終わることも多々ありました。
意地特化ハチマキの火力に惚れ込み、行動保証はないもののかなり信頼して選出していました。
特に初手のB特化オボンラグラージをインファイト2発で落とし切れるため、ラグ展開にはほぼ負けませんでした。(ラグ側は本来フェローチェ対面で余裕を持ってステロ→欠伸と動けるかつインファ→蜻蛉で逃げられることを考慮すると欠伸から入るのはリターンが少ないため、最終日の1戦以外は全てステルスロックから入られました。)
ダイマックスしたカミツルギや弱点保険ドリュウズ、HB特化ナットレイ等をインファイトで一撃で倒せるほか、トリプルアクセルを3回当てれば威嚇込みのダイマックス霊獣ランドロスやマルスケ込みのダイマックスカイリューも落とし切れる等、運が絡むことも多いものの1匹で試合を決める性能を持つポケモンでした。
【結果】
TNあんじゅ
最高2141 最終2076/最終46位
【後書き】
今期は序盤からバンドリサンダーの軸を固定し、最終1位を目指して本気で取り組みました。
クリスマス頃には2ロムで1位と7位になる等順調でしたが、最終日前日には片方のロムを溶かしてしまい結局1ロムでやらざるを得なくなりました。
最終日5時頃に瞬間4位まで上げることができ1位を目指して朝まで潜り続けましたが、最後まで勝ち切ることはできませんでした。
しかし8世代の最高レートを更新することができ、これまでで一番手応えを感じることができたシーズンではあったので、なんとか自信を持ってまた最終1位を目指して頑張りたいと思います。
S13お疲れ様でした。