【SWSHs15使用構築】サンダーザシアングッドスタッフ【最高2101 最終1902/最終733位】
【構築経緯】
耐久に厚く振ったザシアンの対面性能に魅力を感じ、構築の軸に決定しました。
相手のザシアン及びメタモンの対策、また素早さを削ったこちらのザシアンを通すための補助となる物理へのクッション枠としてHB電磁波サンダーを採用。
ザシアン+サンダーを基本選出として、残りの枠で相手の禁止伝説とその取り巻きに勝てるように組んでいきました。
じゃれつくを覚えたザシアンの増加を感じたこと、またこちらのザシアンもじゃれつくを覚えていることからサンダーだけでは相手のザシアン及びメタモンの対策が不十分なため、それらを上から叩いて処理できるこだわりスカーフエースバーンを採用。
日食ネクロズマをはじめとした物理積みアタッカーや黒バドレックスへのストッパー、また対面選出の駒として襷悪ウーラオスを採用。
ここまでで対策が薄かった壁+ゼルネアス構築にザシアンと合わせて優位に立ち回れる、相手のカイオーガやサンダーとダイマックスを切ることで撃ち合える、電気の一貫を切れる地面枠という条件を満たせるとつげきチョッキガブリアスを採用。
最後の枠にはホウオウ入りやムゲンダイナ入りの受け回しに刺していくことができ、選出画面で水の一貫を切れるたべのこしラプラスを採用し構築が完成しました。
【使用個体】
ザシアン(けんのおう)@くちたけん
性格:意地っ張り
特性:ふとうのけん
実数値:199(252)-220(78)-137(12)-x-152(132)-173(36)
技構成:きょじゅうざん じゃれつく 電光石火 剣の舞
H-総合耐久意識振り切り
A-余り(+1インファイトで155-95エースバーン確定調整の名残)
B-168エースバーンのかえんボール確定耐え
238白バドレックスのダイアース最高乱数以外耐え
D-202カイオーガの雨しおふき最高乱数以外耐え
S-準速エースバーン+2
HDに厚く振ったザシアンを禁止伝説枠として採用しました。
一般枠での対策が難しいゼルネアス入りやイベルタル入りに強く、取り巻きに汎用性とスペックの高いポケモンを揃えやすかった点を特に評価しました。
ダメージ計算を見てわかる通り、一致抜群ダイマックス技や、等倍であれば強化アイテムを持ったカイオーガクラスの技でなければ一撃で仕留められることはないため、多くの対面で自信を持って動かしていくことができます。
素早さを削っている点に関しては抜かれて困る相手にはサンダーの電磁波と静電気で補う前提のため、困る場面はほぼありませんでした。
元々ザシアンと合わせたムゲンダイナ対策として採用していたウツロイドがいなくなってしまったため、速いムゲンダイナに上を取られる点は課題点でした。
技構成は「きょじゅうざん」を確定とし、HBサンダーによる受けを咎められるかつゼクロムやカイオーガへの打点として「じゃれつく」、サンダーの電磁波と合わせて勝ち筋となりやすい「剣の舞」、対面性能を底上げでき襷カウンターウーラオス等にも抗える「電光石火」としました。
伝説枠をほぼ100%選出できる構築を目指した結果、ザシアン入りを400戦以上使用し選出できなかったのはわずか3戦ほどでした。
サンダー@オボンのみ
性格:図太い
特性:静電気
実数値:197(252)-x-150(252)-146(4)-110-120
技構成:ボルトチェンジ 暴風 電磁波 羽休め
ザシアンと合わせて選出することであらゆる並びへの対応を目指して採用しました。
エースバーンやザシアン等に確実に麻痺を撒いていきたいため、技スペースを割いてでも「電磁波」を採用しています。
持ち物は相手のザシアンをこちらの圏内に入れやすいゴツゴツメットとの選択でしたが、撃ち合いやステルスロックを踏まされる場面等で汎用的に発動できるオボンのみを持たせています。
じゃれつくを所持した個体の増加によりザシアンへの受けが不安定になった点が向かい風でしたが、+1きょじゅうざん+じゃれつくを高乱数で耐えて電磁波を撃てるかつ最低2回は静電気発動のチャンスがあるため、こちらの後続と合わせて悪くない確率で勝ちにいくことができました。
メタモン入りに対しては選出がほぼ強要されるほか、耐久に振り切ったクッション枠でありながらダイマックスによる切り返し→裏から出てくるポケモンに電磁波を入れて退場といった動きも強いため、選出率は9割近くに登りました。
耐久振りザシアン+HB電磁波サンダーの並びを序盤から固定して最終日まで使用しましたが、軸として文句なしの強さだったと思います。
性格:陽気
特性:リベロ
実数値:157(12)-165(228)-96(4)-x-97(12)-188(252)
技構成:火炎ボール 飛び膝蹴り ギガインパクト 蜻蛉返り
HD-202カイオーガの雨しおふきを等倍かつダイマックス時確定耐え
D>B DL調整
主に技の通りがいいザシアン入りや日食ネクロズマ入り、稀にカイオーガ入り等へも選出していきます。
その他には重いヒヒダルマ入りやナットレイ入り等に対してはエースバーンを通していく選出を考えることが多かったです。
技構成は範囲と威力に優れる火炎ボールと飛び膝蹴り、サイクルを回しやすい蜻蛉返りを確定とし、最後の枠はダイアタック媒体のギガインパクトとダイウォール媒体の補助技との選択でしたが、ダイジェット持ちとの撃ち合いを重視してギガインパクトを採用しています。
出した対戦は活躍してくれましたが、命中不安を撃つことが多いかつ外しが負けに直結するため、極力エースバーンを出さない選出を優先していたので選出率は低めでした。
性格:意地っ張り
特性:不可視の拳
実数値:175-200(252)-121(4)-x-80-149(252)
技構成:インファイト 暗黒強打 カウンター 不意打ち
最も強い襷枠と評価して採用しました。
カウンターによりあらゆる物理のストッパーとなり、命中安定高火力一致技と先制技で腐ることがほぼなく、困った時にはこのポケモンを選出していました。
技構成はテンプレですが、性格はHBサンダーやヌオーによる受けを突破できる確率を上げるため意地っ張りとしています。
素早さに補正をかけないデメリットは主に最速ミミッキュとウーラオスミラーですが、最速アタッカーミミッキュを全く見かけなかったこと、相手のウーラオスはこちらのザシアン+サンダーで対応できることから問題ないと判断しました。
このポケモンの選出率も7〜8割にのぼりましたが、特に止めるのが難しい日食ネクロズマ入りと両バドレックス入り、ゼクロム入り(ダブルウイングを撃たれる展開になると苦しいです)には必ず選出しました。
性格:陽気
特性:鮫肌
実数値:185(12)-167(132)-119(28)-x-119(84)-169(252)
技構成:スケイルショット 地震 岩雪崩 瓦割り
B-222ザシアンの+1きょじゅうざん最高乱数以外耐え
D-202カイオーガの冷凍ビーム最高乱数以外耐え(雨しおふき確定耐え)
S-サンダー意識最速
レジエレキが一定数いたため必須の地面枠として採用しましたが、地面枠の中でもカイオーガ、サンダーと撃ち合える性能を特に評価してガブリアスを選択しました。
また、壁+ゼルネアスに対してザシアンだけでは対策が不十分なため、ガブリアスの瓦割りで壁を割ってから裏から耐久振りザシアンを投げる立ち回りをすることで、ゼルネアス入りにはほぼ全試合勝つことができました。
元々重いランドロスやカバルドンに無力な点がかなり苦しかったため、選出を控えるかザシアンと合わせてどうにか役割集中をかけにいく立ち回りを意識しました。
また、採用理由でもあるカイオーガ入り、サンダー入りに対してはガブリアス以外でしっかりと勝ちにいく手段がかなり乏しいため、積極的に選出していきました。
このポケモンがいると構築の見た目がとてもかっこよくなる。
性格:図太い
特性:貯水
実数値:225(156)-x-145(252)-105-115-93(100)
技構成:フリーズドライ ボディプレス つのドリル 身代わり
受け回しへの崩し及び選出画面での水の一貫切りを意識して採用しました。
元々の崩し枠はスカーフいちゃもんゴチルゼルで受け回しには全勝していましたが、受け以外の構築に対し完全に6対5で戦わなければいけないことが苦しかったため、ある程度見せ合いの圧力があるラプラスで崩しを狙うことにしました。
崩しとしてのラプラスは身代わりラッキーの増加により機能しないと思っていましたが、B特化ボディプレスでラッキーの身代わりを確定で破壊できることを知り、知り合いの使っていたこの型を採用しました。
最終日は一度受け回しを綺麗に崩すことができましたが、それ以外では立ち回りの未熟さとドリルの命中率が0だったことでホウオウ入りに2敗、受け回しに2敗と勝ちたい構築に全く勝つことができませんでした。
採用に至ったのが最終日前日だったため、もう少し早く見つけてもっと上手く扱うことができていれば、と悔やむ枠でした。
参考記事
【結果】
TN あんじゅ
最高2102 最終1902 733位
【後書き】
今季は序盤から耐久振りザシアンと電磁波HBサンダーの並びが強いと確信し、400戦以上同じ軸で戦い続けました。
中盤まで使用していた構築(本構築のエースバーン、ラプラス→ウツロイド、ゴチルゼル、その他多少差異あり)で最高2020前後、順位は常に1〜30位前後で推移していましたが、終盤が近づくにつれ勝てなくなり4桁順位まで落としてしまい、唐突にカイオーガ軸を触る等迷走していました。
最終日前日までになんとか自信のある構築を再び組み上げレート2100を超えることができましたが、最終日の夜を迎える以前にそこから早々に溶かしてしまったため、悔しさしか残らないシーズンになりました。
2100に掠ることはできたものの改めて最終結果が重要だと感じたため、最終一桁、最終1位を目指してまた頑張りたいです。S15お疲れ様でした。
おまけ
図太いHB余りS
サイコキネシス いちゃもん トリック 眠る
対受け回し最強ポケモン。
黒い霧ドヒドイデや蓄えるヌオー等も問答無用で破壊する。
スカトリ+いちゃもんにより技を固定しながら悪あがきさせることで、ヌオーの死に際にザシアンを投げて剣舞して裏のムゲンダイナ等をまとめて崩す立ち回りもできる。
ヌオー側も馬鹿ではないためダイナックルやグロウパンチ+地震でゴチルゼルを崩しにくる立ち回りを考えてきましたが、それすらもこちらのダイマックスを合わせることで対処可能。
また、対面+ラキヌオーのような並びに対しても受け選出をガン切りすることができるため一方的に有利な選出択に持ち込める。
ついでにたまに見かけたジガルデも上からトリックで縛ることで機能停止させられる。
300戦以上ゴチルゼルを使い受け回しには誇張抜きで20戦以上当たってほぼ全勝しましたが、周りの人からゴチルゼルはアホ、#ゴチルゼル使いの意見 など馬鹿にされまくったので使用を断念。
真面目な話をすると受け以外に完全に置物なこととスカーフを他のポケモンに持たせられない点が弱かった。一生使いません。