声優を好きになること
サムネ用
こんにちは、オタクです。
ここ最近自分の中で色々と悩んで考えてたことがあるので長ったらしく記事にまとめます。
はたから見たら多分めちゃくちゃ気持ち悪いと思うけど遠慮せず書いていきます。
興味ない人は普通にスルーしてください。
僕には好きな人がいます。その人は声優や舞台役者として活躍中の伊波杏樹さんという人です。
彼女はめちゃくちゃ可愛いです。声も容姿もラジオや生放送、ライブ中のMCなんかもまじで可愛いです。
彼女を少しでも多く見たい、声を聞きたいということで僕は彼女の出演作品やイベントに遠征してはるばる参加したりしています。
入社式前日に大阪から東京で行われる単独イベントに参加しその日の夜行バスで大阪に帰り入社式へ参加というようなハードスケジュールをこなしたりもしました。
ラジオも毎週2回+隔週1回必ず聴いています。先日は大阪梅田で行われた舞台劇にS席を購入して観劇しました。
今度は埼玉で行われるAqoursでのライブに加えその3日後に東京で行われる朗読劇、8月に神戸で行われる単独ライブ、10月に4都市で行われるミュージカルにも足を運ぶ予定です。
公演や出演ごとにお祝いのお花やプレゼント、手紙を贈ったことも何度もあります。
否定の余地もなく彼女のことが女性として大好きです。
しかし最近、「自分は本当にこれでいいのか?」と思うようになりました。
どういうことかと言うと、僕はこれまでAqours高海千歌役の伊波杏樹さんとして彼女を好きになって、それから活動を追いかけるようになりました。
それでガチ恋してしまうのは当然と言えば当然なのですが、彼女の活動を追いかけるうちに様々な役者、アーティストとして、または○○役ではない「伊波杏樹」さんとして活躍する彼女の姿を見る機会がたくさん増えました。
その結果、一人の女性としての伊波杏樹さんではなく役者、アーティストとしての伊波杏樹さんを凄い、かっこいい、これからもずっと応援したいとより強く思うようになりました。
ガチ恋オタクの弊害として、推しの幸せを心から喜べなくなる可能性があるという点があります。
わかりやすい例を挙げると結婚ですね。最近声優の三森すずこさんが結婚されました。
間違いなくとてもめでたく喜ばしいニュースではあるのですが、この時三森さんのガチ恋オタク達はどう感じたでしょうか?
おそらく心の底から祝福することはできなかったと思います。その感情が本当に恋であるなら好きな人の結婚のようなニュースを祝福することは絶対にできないと思います。
いや、俺はみもりんの結婚を心から祝福したぞっていう自称みもりんガチ恋オタクの方がいるのであればそれはガチ恋ではなく純粋に声優、歌手としての三森すずこさんを応援していたのであってやはりガチ恋ではなかったのでしょう。素敵なことだと思います。
実はこの点が今僕が考えていることの核心部分です。
自分の大好きな推しが幸せなはずなのにそれを心から祝福できない。そうなってしまう可能性があるのが嫌で仕方ありませんでした。
今の自分が推しの『ご報告』なんてタイトルのブログがアップされるのを見てしまったら確実に穏やかな気分ではいられないと思います。
他にも舞台役者としてヒロインに抜擢されキスシーンを演じる等に対して複雑な気持ちを抱いたり。
今回、伊波さんは銀河鉄道999という名作のヒロイン役を演じられました。メーテルと鉄郎の別れのシーンは誰もが知っているでしょう。
舞台は本当に楽しくキャラもかっこよく、原作にまで手を出したくなるレベルでした。そして感動のラストとなるはずの例のシーン。そのシーンで僕は何を思ったのでしょうか。
自分の情けなさに死にたくなりました。
自分は本当に役者、アーティストとしての彼女が大好きで心から応援しているはずなのにガチ恋という感情のせいで純粋に演技やお芝居を見られなくなる。
舞台に感動し、伊波さんのお芝居に感動し、これからもたくさんの舞台やステージ、イベントを追っていきたいと改めて思ったのと同時に、そういったことばかり考えてしまって頭から離れなくなりました。
なら自分はどうしたいのか。どうなりたいのか。
恋愛対象の女性としての気持ちを一切捨て、純粋に役者、アーティストとしての伊波杏樹さんを応援していけるようになりたい。これが答えでした。
わかりやすい例が思いついたので挙げておきます。プロスポーツが好きな人なら納得しやすいと思います。
僕はプロ野球阪神タイガースのファンで、選手では特に鳥谷敬選手が大好きです。もう軽く10年以上鳥谷のファンで、応援歌ワッペンのついたレプリカユニフォームなんかも持っていますし小、中学生の頃はクリアファイルや下敷きなんかも鳥谷のものを使っていました。
暇さえあれば試合中継や速報をチェックしていましたし、その中でも鳥谷の個人成績にも特に注目していました。ホームランを打てば当然嬉しいし、2011年に最高出塁率のタイトルをとった時は自分のことのように喜びました。
これと同じことです。自分は鳥谷が大好きで彼の活躍は自分のことのように嬉しいです。晩年衰えが見え叩かれるのを見ると自分のことように悲しくなります。しかし当然ですがガチ恋をしているわけではありません。
男女の違いはあるとはいえ、その職業のプロとしての姿に憧れ、かっこいい、応援したいと感じファンとなったのです。
改めて考えてみてガチ恋という感情が生むものは将来的に悲しみしかないと悟りました。声優事務所やレコード会社のような声優と直接繋がれる可能性のある職業や役者としての同僚であれば別ですが、99.9%のオタクはその立場にありません。恋仲になれる可能性は0と言っていいです。
ただ、ガチ恋が悪いことではないとも思っています。こういったことを難しく考えず好きなものは好きと貫くのも当然素敵なことですし、ガチ恋オタクへの軽蔑のような気持ちなんてものはもちろん全くありません。しかし今回自分はそれに関してどうしてもモヤモヤした気持ちが生まれてしまい難しく考えずにいることができなくなってしまいました。
意味不明なオタクの自問自答。そもそもその答えを見つけたとしてガチ恋してるけどガチ恋の感情はすっぱり捨てるなんてことができるのか。結局悩みがなくなることはありませんがとにかく自分は「推しの幸せを心から祝えるオタク」でありたいです。
上手く考えはまとまっているのか、他人にちゃんと伝わるのか、そもそも読む人がいるのか気になるところではありますがだいたい考えてたことはこんな感じです。共感があれば嬉しいですが苦情は受け付けてません。キモくてごめんなさい。
文字数自体はたいしたことはありませんが全部読んでここまで辿り着けた人はいるのでしょうか。
誰に向けた記事というわけでもないですが書きたいことがたくさんあったのでまとめてみました。難しいこと考えないでただ好きでいられればいいんですけどこんなわけのわからないことばっかり考えるようになってしまいました。伊波さんが可愛いのが悪いんだよな…
ともあれ伊波さんの活躍が生き甲斐、心の支えであることは何も変わらないのでこれからも伊波さんを全力で応援したいと思ってます。心から大好きです。