日々精進

伊波杏樹さん

An seule étoile ~Rythme d'été~ @神戸文化ホール

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この日のために僕は生きてきました。伊波杏樹さんの単独"ライブイベント"。

『Super-pouvoir』や『Le merveilleux VOYAGE』とは違い、その名の通り歌オンリー。すぱぼあやメルボヤのレクリエーション的な要素(いなみんず、杏塾等)やラジオの公開録音も楽しかったのですが、このアンエトシリーズはまた違った内容となっています。

 

僕は伊波さんの歌が大好きです。

173の日に発表された『NamiotO vol 0.5 〜Original collection〜』では3曲のオリジナル楽曲が発表されました。3曲とも全く違った雰囲気で、これを同じ人が歌っているのか?本当にあの千歌ちゃんの声優さんと同じ人?となるような、伊波さんの引き出しや表情の豊かさを改めて感じさせられました。

そしてカバー楽曲の選曲。伊波さんは歌手としてのソロデビューはしておらず、ライブイベントのセトリはカバーが主になります。

僕と伊波さんは年齢が1つ違いなのですが、そのこともあってか選曲が世代ドンピシャ。中学生くらいの頃によく聞いていた曲なんかが披露されると本当にたまりません。好きだったあの曲を大好きな伊波さんが歌っている、その空間にいられることが最高に幸せでした。

 

そして今回のそのセトリがこちら。↓

 

1. 亜麻色の髪の乙女 / 島谷ひとみ

2. 君に届け / flumpool

3. 夏祭り / JITTERIN'JINN

4. ラムのラブソング / 「うる星やつらのテーマ」

5. フライングゲット / AKB48

6. ひまわりの約束 / 秦基博

7. 未来予想図II / DREAMS COME TRUE

8. 丸の内サディスティック / 椎名林檎

9. ジッパ・ディ・ドゥーダ

10. Bi-Li-Li Emotion / Superfly

11. シャングリラ / チャットモンチー

12. 死ぬこと以外かすり傷 / コレサワ

13. ラフ・メイカー / BUMP OF CHICKEN

EN1. もし叶うなら / 伊波杏樹

EN2. またあえる日まで / ゆず

 

 

この記事はライブの感想なので、特に印象に残った部分を綴っていきたいと思います。

 

まずは開幕の『亜麻色の髪の乙女。聞いたことのない人はおそらくいないでしょう。

しっとりとした曲調ながらも透き通るような力強い歌声がとても印象的でした。もちろん原曲も好きだったのですが、この曲を伊波さんが歌っているというのがたまりません。これは毎回言います。

「明るい歌声は恋をしてるから」という歌詞がとても好きです。

 

そして1曲目が終わると2曲目のイントロ。こちらも僕らぐらいの世代では知らない人はいないはず。君に届けです。

もうこの時点で泣きそうになってたんですけど、1曲目2曲目とよ〜く知ってる好きな曲がきてとても嬉しかったです。嬉しすぎてペンライト振りながらノリノリ過ぎて常に体も揺れてました。

間髪入れずって感じで3曲の『夏祭り』。ヤクルトでおなじみ。

今回のセトリ予想をしていた方がいれば、この曲はかなり有力候補だった方が多いのではないでしょうか?これでもかと言うほど夏の曲ですね。3曲目にしてぶち上げ曲。完全着席なのが惜しいぐらいに上がりました。

4曲目の『ラムのラブソング』なんですけど、これは世代としては少し外れてはいますが、聞いたことはあるという方がほとんどだと思います。可愛いの一言でした。前回のアンエトのはじめてのチュウに通ずるものがある。声優さんだけあって語りかけてくるような歌い方が本当に可愛い。好きよ♡

5曲目はフライングゲット』。死ぬほどテンション上がると同時になるほどそうきたかとなりました。

僕が中学生くらいの頃周りでAKB48がめちゃくちゃ流行ってて、当時は音楽番組なんかもよく見てたので嫌でも曲が耳に入る環境でした。嫌でもとは言いましたが普通に曲は好きで、ポニーテールとシュシュなんかはしょっちゅう聞いてました。

そういうこともあってこのフライングゲットもとても馴染み深い曲だったので最高に盛り上がりました。曲やダンスもかっこいいんですけど「告白ウェルカムさおいで!」「予約待ってるような周りの男たちを出し抜いて」とか歌詞もいちいちグッとくるものがありますよね。伊波さんが歌ってるのたまらん。

6曲目はひまわりの約束。ここまで本当に知らない人絶対いないだろって曲ばかりで周りも自分も本当に楽しんでました。

ここまで比較的上げて上げてって感じだったんですけどこの曲はまた違う良さを感じさせられますね。

なんと言っても歌い方。曲の歌詞がそのまま言葉のように伝わってくるんです。聞いてた人はみんなわかってくれるんじゃないかな。

ギターの伴奏と伊波さんの歌声、静かな会場で真っ直ぐに想いを届けられるようなそんな感覚。あそこまで歌を聴いて歌詞が伝わってくる感覚は初めてでした。

 

"特に"印象に残った部分に絞るつもりが色々印象に残り過ぎてたので結局全部感想書いちゃってました。

8曲目の『丸の内サディスティック』なんですけど、今回のセトリで一番好きで、びっくりして、嬉しかった曲です。

椎名林檎の丸の内サディスティックはずっと大好きで、あの雰囲気のかっこよさがたまらなく好きで憧れてました。

そして大好きな伊波さんが更にその曲を歌うとなるとまぁそういうことですよ。やはり役者として活動されているからなのか、いろんな曲調の歌をしっかり雰囲気通りに歌い上げるんですよね。僕が大好きだったあの椎名林檎さんの不思議なかっこよさをそこに見ました。

そして新たないな民であり伊波さんの新たな相棒であるアルトサックス。楽器を持ってステージに立つのは初めてとのことでしたが、そんなこと全く感じさせないぐらいのパフォーマンスでした。これからも披露される機会はたくさんありそうなのでこちらも楽しみです。サックスを家族のように大切に大切に扱ってたところにも彼女の人柄を感じましたね。

実は12曲目の 『死ぬこと以外かすり傷』という曲、これまでに聞いたことがありませんでした。それなのにかそれ故にか、強烈に印象に残っています。

実は直前のMCからのこの曲というのがとても大きく、歌詞が本当に刺さりました。

死ぬこと以外かすり傷って素敵な合言葉でしょ
戦うのもいい 逃げちゃうのもアリ 君が選ぶ方でいい

尊いよ めっちゃ尊いよ うちらの今はそれぞれ尊い
どうせ人生死ぬまでの 長い暇つぶしなんだから
好きな事しよう 好きな子としよう
苦しいうざい嫌いスキ■アホクソ全部
何年後に酒のつまみになるのか楽しみね

すぐに会えない距離でごめんな
お前は大丈夫だ負けんな
うちらが太ってた頃の写真でも見てさ 元気出していこう

死ぬこと以外かすり傷ってうちらの合言葉でしょ
無駄なことをほらいつでもあげるよ 君は笑った方が好き

回転寿司のお皿を持って帰ろうとしたあいつの話とか
ちょーつまんなかった 合コンバッドボーイ
バイク飛ばした真夜中のドンキ
青春を過ごした日々が 毎日パフェ食べてた素晴らしい日々が
宝物で光る だから真っ暗じゃないはず

君が頑張れそうな朝を
イヤホンからプレゼントしたいよ
うちらが持っている根拠のないその自信だけ無くさないでいこう

死ぬこと以外かすり傷って誰の言葉なんだっけな?
お借りしています 前向いています
致命傷以外ならどーんとこい!!

死ぬこと以外かすり傷ってうちらの合言葉でしょ
この先もたぶん 試練は待ってる
君は笑った方が好き
君の笑った方が好き

 

伊波さんは僕たちと共に新しい夢を掲げました。決して簡単に叶う夢ではないと思います。それでも、一緒に、みんなで叶えようという伊波さんからの僕たちへのメッセージがこの歌だったのでしょう。

前回アンエトの『Hello,Workerもそうでしたが、メッセージ性の強い曲を伊波さんが歌う姿が本当に素敵で聴き入ってしまいます。どちらも初めて聴く曲だったのでやはり余計に印象に残りました。

 

13曲目の『ラフメイカー』。僕は中学の頃BUMP OF CHICKENが一番好きなバンドでした。このラフメイカーという曲も当然大好きでした。

「私はみんなのラフメイカーでいたい」という伊波さんの言葉を聞いた瞬間ハッとしました。あまりにも不意打ちでした。

間違いなく伊波さんは僕にとってのラフメイカーです。この公演だけでどれだけ笑顔にさせられたかわかりません。

最後にこの曲を持ってくる辺りもにくいですね。お別れはつらいものですが絶対笑顔でお別れしてまた会おうという伊波さんの思いがひしひしと伝わってきます。まぁまだ終わらないんですけどね。

 

演者が掃けた後も鳴り止まない拍手。気持ちが届いて再び現れてくれた伊波さんとバンドメンバー。アンコール1曲目はなんと『もし叶うなら』。実は先日発表されたオリジナル楽曲3曲の中で生で一番聴きたいと思っていたのがこの曲でした。

もちろんコーレスも楽しいんですけど、こういった力強さを感じるバラードを生で聴くのが僕は一番好きです。

短い期間で何度も何度も聴いたこの曲でしたが、やはりすぐそこにいる伊波さんが歌っているのは別物に感じられました。ペンライトを持ちながら地蔵になりました。

そしていよいよ最後の曲。自分の予想は見事に外れましたが斜め上でした。ここでもなるほどそうくるかと涙目で笑顔になってました。

前回のアンエトの最後もみんなでこの曲を歌ってお別れしました。『また会える日まで』

こんなにひとときのお別れに会う曲があるかと感動したのが8ヶ月前のこと。まさかの今回も。何度やってもその度に泣かせられることでしょう。また伊波さんに会える日もわかり、その日を目指して今回はお別れと、みんなでたくさん歌いました。この曲素敵過ぎる。

 

 

そんなこんなの最高のライブイベントでした。

やっぱり僕は伊波さんが大好きです。気持ちが変わることなんてないんだろうけど改めてこれからも全力で応援していこうと誓いました。

ミュージカルも、Aqoursの活動も、しっかり追いかけていきたいです。

 

そして次の単独イベントは12月25日。前回のアンエトからちょうど1年になるこの日。またクリスマスを伊波さんと過ごせるよう願ってます。キャパが少し不安なことと新しい試みということで3部どれかしか参加できないのかな?等わからない点はいくつかありますが、こちらはまたの詳細を待つことにします。

 

最後に。ミュージカル出演の夢を叶えた伊波さんが掲げた、"僕たちみんなの"新しい夢。みんなで一緒に武道館へ。

決して簡単なことではないですが、絶対行けると僕は信じています。死ぬこと以外はかすり傷。夢に向かって僕も精一杯日々精進していきたいです。

 

それでは長くなりましたがここまでです。

An seule étoile ~Rythme d'été~、本当にお疲れ様でした。

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